冬を待つ街長編小説 · 第2稿
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SCENE 18 · 視点 · 初雪の夜
SCENE 18

雪の向こう側

避け続けた北口駅で、晶は夏目を見つける。まだ手紙は渡されない。

雪はまだ降っていなかった。けれどのホームには、夜より先に冬の気配が降りていた。 は改札の向こうに立ち、古い時刻表を見上げている。声をかければ振り返る距離だった。 のコートの内側で、青い封筒の角だけが白く浮いていた。
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